ありがとうプレイス

感謝の思い ~その218~「コーンポタージュ」

2021.12.01

こんにちは。

アルミ製オーダーメイド収納棚「ミスター・アルマン」スタッフのGです。

この「ありがとうプレイス」はMr.Alumanに携わっていただいているお客様をはじめとする様々な方に感謝の想いを発信していく場です。

当然のことながらMr.Alumanの運営は多くの方々のおかげで成り立っています。

そういった方々に感謝の想いを伝えたいということです。「ありがとう!」と言われて嫌な思いをする方はいませんよね。

そんな感謝の想いの中でお仕事をしたい・・・そんな想いが詰まっています・・・

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もう12月ですね。新潟もかなり寒くなってきました。

季節の変わり目は、空気の匂いが変わります(田舎だからでしょうか?)。冬の匂いを嗅ぐと、学生時代に雪で遅延した電車を待っていた記憶が呼び起こされました。

あの時駅の自販機で買ったコーンポタージュはめちゃくちゃおいしくて、「あったけー…買ってよかった~」だなんて思ったのを鮮明に記憶しています。

ある時には「買ってよかった」と逆に「買わなきゃよかった」と思ってしまう時もあったりします。買ったジュースがおいしくなかったり、あまり冷えていなかったり…その瞬間は金を払う価値があるモノだと納得して買ったのに、好き嫌いや気分によって想像と現実にギャップが生まれるからです。

ある日テレビで見たのですが、ホット&コールドの自販機というのは日本特有の技術で、海外ではコールド専用機がほとんどなのだそうです。しかも、お金を入れても商品が出てこなかったり、そもそも駅などの屋外には自販機が設置されていないことが多いのだとか。

そんな事を知ると、買ってよかったかどうかという以前に、「その瞬間だけでも自分が納得の行く買い物ができること」がすでに幸せなのではないかと気づきます。

あの時買ったコーンポタージュが出てこなかったり、自販機自体が置いてないようなことが当たり前の環境があるのです。「有ること」を幸せだと肯定するのは、「無いこと」が幸せじゃないと否定しているみたいであまり良い表現ではないともいえますが、「有ること」の恩恵を受けているなら“感謝”はする方が気持ちがいいです。

これからきっと、コーンポタージュのあたたかさで“感謝”を覚えます。その感謝は、自販機を作った人のおもてなしの心に向けてだったり、中の飲み物を補充してくれる人に向けてだったり、あるいは自分をこの環境に生んで育ててくれた親に向けてだったり、キリがありません。

“感謝の対象”というのは、たくさんあるカケラの内の一つというより、めちゃくちゃでかいカタマリの一角でしかなく、きっかけはただのコーンポタージュでもいろんな世界や時間に繋がっているのだと気づきました。どうせ一瞬なのですから、その一瞬で多くの事を感じたり・知ったり・感謝しないともったいないなと思います。

そしていつか自分の小さい働きが、そんな塊の一部になれたら光栄な事だなと素直に感じます。特定の誰かに向けて何かをするのもすごく大事ですが、もっと広いものや未来に向けて何かをするという意識も持って仕事をすることが、「“感謝”を行動に表している」と言えるのかもしれないです。

その意識を忘れずに、今日も自分の仕事に励もうと思います。

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