アルマンブログ

プラスチックは凍らせると割れる…!?

2015.12.07

こんにちは。Mr.Alumanスタッフの小浦方です。

さて皆さんは耐冷温度と言うものを聞いたことがあるでしょうか。言葉の通り、耐熱温度の対義語です。
取扱説明書などに耐冷温度と書いてあるのを見たことがある方もいるのではないでしょうか。
しかし、耐冷温度を下回ってしまうとどうなってしまうのかはご存知でしょうか。
例えばプラスチックの場合、耐熱温度を超えた場合溶け始めたり、燃えてしまったりするんだろうなと容易に想像できるかと思います。
しかし、逆に耐冷温度を超えてしまった場合はどうなるのでしょう?凍るだけでしょうか?凍るだけだったら使用にあまり問題が無いのでは?
実は、樹脂が耐冷温度を超えてしまった場合は非常に脆くなってしまうのです。今回はそんな耐冷温度について説明させていただきます。


凍らせたプラスチックが割れるメカニズム


プラスチックはガラスと違い叩いたり落としたりしても簡単には壊れません。これは、プラスチックには剛性(折り曲げても割れない強さ)があるからです。
しかし、耐冷温度を下回った環境にさらされると、プラスチックは凍ってしまいます。プラスチックが凍ると剛性を失ってしまうため非常に脆くなり、落としたり叩いたりするとガラスのようにあっさり割れてしまうのです。
※画像はイメージです
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プラスチックの製品を長く使っていくためにも、扱う際には耐熱温度だけでなく是非耐冷温度にも注意してみてください。


冬はプラスチックが割れやすい?!


ところで、皆さんは「冬場はプラスチックが割れやすくなる」という話を聞いたことありませんか?
製氷皿など凍らせることを前提に作られた製品は、それなりに耐冷温度の低い素材で作られているのですが、
そうでもないプラスチック製品は冬に気温が下がっただけでも剛性が失われてしまうことがあるそうです。
たとえば樹脂製の収納ケース・・・耐水性も抜群だからという理由で屋外で使っていませんか?
これらは収納物の分だけ負荷がかかっていることもあるので、冬の寒さで破損してしまう危険性はだいぶ高いです。


寒さにも強い強化プラスチック“ポリカーボネート”


さて、Mr.Alumanにもプラスチックの部品を使っているのですが、寒いところで使いたいんだけど耐冷温度は大丈夫かな…?と心配になったりしていませんか?
Mr.Alumanで使用しているプラスチックは強化ポリカーボネートです。
ポリカーボネート 強化プラスチック 頑丈 割れない 壊れない

強化ポリカーボネートの耐冷温度は-30℃ですので、
冷凍庫内等の-30℃以下になる環境以外では問題なくご使用いただけます。
ガレージラック 頑丈 屋外ラック メタルラック
冬でも屋外で使うことはできますが、設置場所の気温が低くなりすぎないか、
そして直射日光や雨・雪にさらされないかについては十分にご注意ください。是非ご一考お願い致します。

以上小浦方でした。

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