アルマンブログ

忘れてはならない一点

2017.03.06

こんにちは。
アルミ製オーダーメイド収納ラック「ミスター・アルマン」スタッフの小浦方です。

以前こちらの記事でも紹介致しましたアルマン工場の秘密兵器「コアラの手」
アルマンスタッフ全員がコレは良いものだ!と愛用していたのですが、流石に古くなってきたためこの度新調致しました。
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以前購入した際には一本だけの購入でしたが、今回はアルマンスタッフも増えたこともあり、2本購入いたしました!
これで作業効率も2倍に……願わくばMr.Alumanの注文も2倍に……!

閑話休題

この頃、本棚の整理をよく行います。というのも、以前読んで本棚の奥にしまってしまった本を発掘するために本棚の整理を行っています。
主にデザインの本や企画の本などをストックしてある本棚から発掘しているのですが、以前読んだ本でもやはり時間が経ってしまうと内容を忘れているものだなと感じます。
以前読んだ本で大変感銘を受けた言葉が、「慣習の美」という言葉です。
この言葉の意味は見慣れた物、形ほど良い、美しいと感じるという深層心理のことです。
わかりやすい例として、丸い形状です。
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丸い形状は町中でいくつも見付けることが出来ます。例えば信号機であったり、マンホールの蓋であったり…
実は自然界でも丸い形状は多く見られ、水滴や太陽など、森羅万象ありとあらゆる物が丸い形をしていて、全てを挙げ切れません。
このように見慣れた形状のものは見た人をまず安心させる効果があり、安心することも含めて形状を評価するため良い、美しいと感じるようです。

その他にも、例えばずっと同じ形で人の生活に役立ってきた道具を良いと感じる心も慣習の美に当てはまるといえます。
他にも、顔が付いている物は愛着が湧きやすいと言います(ぬいぐるみなど)
これは人間が社会を形成していて、他の人の顔を見ながら生活しているために起きる慣習の美であると言えます。

慣習の美もあくまで人が「良い」と感じる要因の一つであり、様々な要因が重なって人気の出る商品になったりします。この人気が出ている原因を探ることこそ商品開発を行う人間として忘れてはならない一点だと思っています。
人気の出るものは人気が出る要因を持っているため人気が出ています。何故人がそれを良いと感じるのかを徹底的に追求し、相手の視点に立って考え形にしていきたいと思っています。
大変難しいことではあるのですが、手を緩めず極めて行きたいですね!

以上、本日は【忘れてはならない一点】について小浦方がお伝え致しました。
次回の更新も、ぜひご覧ください。

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