アルマンブログ

伝える言葉・伝わる言葉

2017.09.12

皆様、こんにちは!
アルミ製オーダーメイド収納ラック「ミスター・アルマン」スタッフの山口です。

「ミスター・アルマン(Mr.Aluman)」は、お客様のご希望のサイズの収納棚やハンガーラックを、幅・高さともに1mm単位でインターネット注文できるオーダーメイドサービスです。
「中途半端な空きスペースを収納に活かすことができた!」「片付けたい物のサイズにピッタリ合う棚が見つかった!」などの感動をもっと多くのお客様にお届けできるよう、日々サービスの育成に励んでおります。

さて、先日仕事上でMr.Alumanの取扱説明書を見直す機会があったのですが、その中に少し引っかかる一文を見つけました。
「次にフレームやシェルフを下図の様に支柱に通しプラスチックハンマー等で軽く叩き入れ固定します。」

「軽く叩き入れる」とありますが、「軽く」とはどの程度の力加減を指すのでしょうか?
私のように普段ハンマーを使って作業をしない人にとっては、ピンとこない表現かもしれません。
言葉の印象からすると「弱く叩く」と似た表現にも感じますが、同じ意味かと言われると違いますよね。
(実際弱い力で叩いただけでは棚板を嵌め込むことはできません…)
また、「軽く叩かなければならない=強く叩くと壊れてしまう」と身構えてしまう方も、中にはいるかもしれません。

このような曖昧な表現を取扱説明書や料理のレシピなどで見かけて困惑することは日常生活で多くあります。
だからといって「すべての人が確実に理解できる」表現を見つけるのも無理に近い話ですよね。
文章だけでなく普段の会話や指示のやり取りでも、曖昧な表現受け取り方の違いでトラブルにつながることもあります。
ただ、対面のコミュニケーションなら、ちょっとした気遣いでトラブルを未然に防ぐことも可能です。

以前、新入社員セミナーでコミュニケーションについての講義を受けた際、次のようなことを教わりました。
「コミュニケーションは聴き手に決定権がある」
…つまり、話し手がどのようなつもりで話したかより、聴き手がどのように受け取るかが重要ということです。

例えば、「□(シカク)のなかいっぱいに○(マル)を描いてください」と指示されたとします。
「四角のなかいっぱいに、丸を描いてください」…正しい答えは?私を含め多くの方は、「大きなマルを一つ描く」ことをイメージしますが、
一方「シカクに小さいマルを敷き詰めるように描く」と受け取る方もいるそうです。
このように結果は2つにわかれましたが、聴き手がそのように解釈した以上はどちらも間違いにはなりません。
ただ、どちらか一方の結果に導きたい場合は、話し手の伝え方に工夫が必要です。
例えば前者なら「シカクのなかいっぱいに大きくマルを~」、後者なら「シカクのなかにマルをいっぱい~」で思い通りに伝わる確率はアップしますね。

また、「聴き手に決定権がある」と言っても、聴き手が絶対に正しいという意味ではありません。
「相手はきっとこう言ってるはずだ」という先入観を無くし、話を最後まで傾聴するよう心掛けることで、すれ違いを減らすことができます。
「他責」をなくし、自分自身の伝え方・受け取り方に気を遣うことが、円滑なコミュニケーションの第一歩になるのです。

 

ところで、話は冒頭に戻りますが、結局フレームや棚板はどの程度の力で叩いてよいのでしょうか??
今回は、その参考となる動画をご用意しました。

Mr.Alumanの樹脂パーツは、車のライトや飛行機の窓にも使われるポリカーボネートを使用しているので、実際は思い切り叩いても大丈夫なのです。
ただし、力任せに強く叩いたり、説明書の指示とは異なる箇所を叩いた場合は、部材が破損する恐れもあります。
なので、「軽く叩き入れる」という言葉はお客様が安全に組立できるよう、注意を促すニュアンスの表現だったのかもしれません…。

対面ではなく一方的に伝える場においては、より情報を具体的にするために動画など言葉以外のアプローチに力を入れることも必要ですね。

取扱説明書は当サイト内でも見ることができます。 →【Mr.Aluman 取扱い説明書】
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以上、本日は【伝える言葉・伝わる言葉】について、山口がお伝え致しました。
次回の更新も、お楽しみに♪

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