皆様、こんにちは!
アルミ製オーダーメイド収納ラック「ミスター・アルマン」店長の山口です。
収納見直し大作戦、今回も1回だけ番外編を挟みます。。。
というのも私、先日とあるセミナーを受講して参りました。
それは「論理的に考える・伝える力を身につける」という内容だったのですが、
その中に、なんとも興味深いお話があったので、皆様にもお伝えしたいと思います…。
それは・・・「論理的思考力を鍛えるには、日頃から整理整頓に取り組むべき!」ということ。
仕事において、情報を迅速に処理し、正しい結論を導き出し、端的に報告する…
そのためにも論理的思考力は欠かせません。
実際、そのような力が、整理整頓を繰返し行うことで身に付くというのです。。
まず、本題に入る前に・・・
突然ですが、皆様は「MECE(ミーシー)」という言葉をご存知でしょうか??
「MECE」とは、論理的思考(ロジカルシンキング)における情報のグルーピングの手法の一つで、
・Mutually … お互いに
・Exclusive … 排他的、重なりが無い
・Collectively … まとめてみると
・Exhaustive … すべてを網羅している
の4つの頭文字からできた言葉です。
つまり、情報整理をする際に、重複や漏れが出ない様にグルーピング(=分類)するやり方のことです。
さて、グルーピング(=分類)と整理整頓…この2つから何か思い当たることがありませんでしょうか…?
・・・そうです!私が実践している収納見直し大作戦でも、持ち物をカテゴリ別に分類するところからスタートしましたよね。
その分類作業こそ、MECEが活かされる場であり、ロジカルシンキングを鍛える第一歩なのです!
では、MECEを活用した整理整頓とは、いったいどのようにやるのでしょうか?
例として、衣装ケースのシャツのコーナーに以下のアイテムが入っていたとします。
まずはこれを季節ごとに分類していきましょう。
季節ごとというと一見うまく分けられそうな気がしますが、
シャツというアイテムの特性上、薄手の長袖は春物・秋物、どちらに当てはめるべきかなかなか答えを出せません。
このように
「どちらにも当てはまってしまう(重複)」
「どれにも当てはまらない(漏れ)」
といったアイテムが出てしまうと、MECEとしては失敗です。
それでは、次はシャツを袖の長さで分類してみましょう。
ノースリーブ、半袖、七分丈、長袖…で分けると綺麗に分類できましたね。
若干強引な例かもしれませんが、これはMECEがうまくいったパターンです。
このMECEを用いた分類作業ですが、慣れないうちはなかなかピッタリのカテゴリ分けを見つけにくいかと思います。
ですが、思考のクセは実践を通して身につけるもの…納得のいく分類ができるまで諦めずに繰り返すしかありません。
そして思い通りのグルーピングが出来た時…その頃にはもうロジカルシンキングが習得されているかもしれませんね。
整理整頓が苦手な方、仕事の効率を上げたい方、是非挑戦してみてはいかがでしょうか?
次回の更新も、お楽しみに♪