アルマンブログ

基礎技術基盤と流動性

2019.02.27

みなさま、こんにちは。
アルミ製オーダーメイド収納棚「ミスター・アルマン」スタッフの深澤です。

さて、突然ですが、みなさまは「磁性流体」というものをご存知でしょうか?
まさに読んで字のごとくという物質なのですが、あることをするととても不思議でキレイな状態になります。
通常の見た目は黒色の液体なのですが、磁力に反応して花弁が開いたかのような形状を表します。
要は、磁力に反応する液体で、1960年代に無重力での宇宙船の燃料を送るために開発されたそうです。
ですが、アポロ計画は終了となり、当時の宇宙産業においては日の目を見ることはありませんでした。

しかし、今日においては日常生活の見えない様々な部分で活用されており、これからの時代を支えていくものであるといえます。

私自身は身近な趣味の部分でこの磁性流体に接しており、以前から知っていました。
それは釣り用のリールです。
リールはボディの上からローターという糸を巻き取る部品がかぶさる形になっているのですが、その隙間から塩水が侵入しベアリングのサビやギアの塩ガミが発生するのが普通で、その度にメインテナンスをおこなうというのが常識でした。
そこで、某大手釣り具メーカーはこの磁性流体をボディとローターの間に入れることによって、耐久性のアップを実現しています。
それは、初期性能の持続という形でユーザーに恩恵をもたらしているようです。

いろいろな分野での活躍が期待される、この磁性流体。
開発当初は採用に至らず苦しい思いをしたかもしれません。
しかし、しっかりした基礎技術基盤があったからこそこういった便利で将来性のあるものを開発できたのだと思います。

弊社は現在、基礎技術基盤といった部分に多少の不安を抱えているといえるかもしれません。
内製化できる部分は内製化し、技術力やノウハウを蓄積し、それらを活かした製品づくりを一括企画と一貫した体制で流動的におこなう。
こういったことが今後生き残っていくうえで必要になってくるのかもしれません。

私自身も、今回取り上げた磁性流体のように柔軟な発想と行動力を持って業務に取り組まなければなと感じました。

 

以上、本日は【基礎技術基盤と流動性】について深澤がお伝え致しました。
次回の更新も、ぜひご覧ください。

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