こんにちは。
アルミ製オーダーメイド収納棚「ミスター・アルマン」スタッフのSです。
この「ありがとうプレイス」はMr.Alumanに携わっていただいているお客様をはじめとする様々な方に感謝の想いを発信していく場です。
当然のことながらMr.Alumanの運営は多くの方々のおかげで成り立っています。
そういった方々に感謝の想いを伝えたいということです。「ありがとう!」と言われて嫌な思いをする方はいませんよね。
そんな感謝の想いの中でお仕事をしたい・・・そんな想いが詰まっています・・・
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今回は私の祖父のお話です。
私は初孫で、祖父には大変かわいがってもらいました。
祖父の家には週に一度くらいの頻度で遊びに行っていたのですが、私が行くたびに知恵の輪とかペーパーグライダーとか、いろいろなおもちゃを用意してくれていました。
今ならありがたみがわかるものの、当時小学生だった私はそれが当たり前のように感じていて、可愛がってくれる祖父に対し、わがままを言って困らせたり、駄々をこねて文句を言ったりしたものでした。
それでも祖父はそんな私をかわいがってくれて、一緒に綿あめを作ったり、囲炉裏を使って煎餅を焼いたりと、大人になっても忘れられないような貴重な体験をたくさん教えてくれました。
しかし、やがて祖父は体調を崩して入院し、医師からはもう長くはないと言われてしまいました。
当時私は、学校の行事で一泊二日の遠足を間近に控えており、後から聞いた話ですが、祖父は私の遠足の日付を家族に尋ねていたそうです。
それは自分の葬儀の日が遠足にかぶると、私が遠足に行けなくなることを気にしていたからとのことでした。
そして祖父は、ちょうど私が遠足に出かけている日の夜中に亡くなりました。
母や祖母からは、私が遠足に行けるように、最後まで頑張ってくれたんだよと教えてもらいました。
今思い返すと、何も恩返しできなかったことが心残りです。
祖父は医師で、とても仕事熱心で、昭和の時代のまだ交通整備が行き届いていない頃でも、冬の除雪されていない田舎道を、徒歩で吹雪に耐えながら、何時間もかけて往診に出かけたりもしていたそうです。
それ故にか、出棺の時には多くの村の方々が集まって、涙を流されていました。
祖父への感謝の思いは、祖父が社会に対して果たしてきたそのバトンを引き継ぐことで、天国まで届くのではないかと思います。
これからも、私なりの精一杯の努力で、それを叶えていきたいです。