こんにちは。
アルミ製オーダーメイド収納棚「ミスター・アルマン」スタッフのSです。
この「ありがとうプレイス」はMr.Alumanに携わっていただいているお客様をはじめとする様々な方に感謝の想いを発信していく場です。
当然のことながらMr.Alumanの運営は多くの方々のおかげで成り立っています。
そういった方々に感謝の想いを伝えたいということです。「ありがとう!」と言われて嫌な思いをする方はいませんよね。
そんな感謝の想いの中でお仕事をしたい・・・そんな想いが詰まっています・・・
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寒さが厳しいこの季節、地域によっては毎日のように除雪作業に追われている方も大勢いらっしゃるかと思います。お疲れ様です。私の周辺では今シーズンはそれ程ではないですが、昨シーズンはすごい雪でした。しかし疲れるだけのような除雪作業でも、人が集まると疲れが吹っ飛ぶような楽しいイベントになったりするものです。
今回は昨年のお正月に、都会から帰省してきた親戚の子供たちとの間に起こったエピソードをお話ししようと思います。
早朝、その日家の前にはどっさりと雪が溜まり、除雪をしないと車が出入りできないくらいの状態になっていました。
除雪は正直めんどくさいとは思いつつ、しかしやらざるを得ないと一人で雪を運び始めると、家の中から目が覚めた親戚の子供たちがわらわらと出てきました。そして集めた雪山で滑り台を作りたいというのです。
普段雪のない地域に住んでいて、めったに雪遊びができない子供たちに対し、ここは良い思い出を作ってあげようと私も気合が入り、あっという間に子供たちの遊具が完成しました。
除雪も丁度完了し、達成感と共に「ほらできたよ」という私。しかし子供たちからは意外にも、「もっと高くして!」と遠慮ない注文が返ってきてしまいました。
それを見ていた近所のおじいさんが笑いながら、「じゃあこっちの雪も使うかね」と言って、おじいさんの家の前から滑り台まで、数メートルある距離をわざわざ運んできてくれました。
自分の家の前を普通に除雪するだけと比べて、労力が全然違うにもかかわらず、子供たちを喜ばせようとせっせと何往復もして運んできて下さいます。
その心遣いに恐縮した私は、一緒に運ぶのをお手伝いさせてもらいました。するとおじいさんは「なんだか除雪を手伝ってもらっちゃってるみたいで申し訳ないね(笑)。ありがとう。」とお礼を言ってくださいました。
お互いがお互いに感謝して朝から気持ちがとてもほっこりするのを感じました。それに加えて子供たちも、自分たちのスコップでおじいさんの家から雪を運び始めると、おじいさんはその健気な姿が可愛かったのか、スノーダンプに子供を乗せて、ソリのようにして一緒に遊んでくれたりもしました。
一人で行う除雪作業は味気ない面もありますが、こうやって子供を中心に人が集まると、そんな除雪も楽しい雪遊びとなります。
素晴らしい冬の思い出をくれた子供たちや、それを見守ってくださる近所のおじいさんに感謝です。
そしてこれからも、そんな和を重んじる気持ちを大切にして生活していきたいです。