こんにちは。
アルミ製オーダーメイド収納棚「ミスター・アルマン」スタッフのSです。
この「ありがとうプレイス」はMr.Alumanに携わっていただいているお客様をはじめとする様々な方に感謝の想いを発信していく場です。
当然のことながらMr.Alumanの運営は多くの方々のおかげで成り立っています。
そういった方々に感謝の想いを伝えたいということです。「ありがとう!」と言われて嫌な思いをする方はいませんよね。
そんな感謝の想いの中でお仕事をしたい・・・そんな想いが詰まっています・・・
-----------------
アパート暮らしを始めて間もないころ、ある日私は自分の眼鏡を無くしてしまったことに気が付きました。寝室、洗面所、ほか眼鏡を外しそうな場所をくまなく探して回りましたがどこにも見当たりません。
高価なものだし、生活しづらいし、新しく買うにも手間がかかるし、本当に頭を抱えてしまいました。
結局次の日、職場へは不便ながらも眼鏡をかけずに出社し、そして帰ってきてからも諦めずに部屋のあちこちを隅々まで探しました。
するとその時、アパートのインターホンが突然鳴りました。外に出てみると同年代くらいの男性が眼鏡を手に持ち立っていて、私に問いかけてきました。
「このアパートの他の部屋の者ですが、今朝アパートの駐車場にこれが落ちていました。心当たりありませんか?」
男性が持っていた眼鏡は、まさしく私が探していた眼鏡でした。私はホッと安堵して、お礼を言いながらそれを受け取りました。
「でもよくウチだってわかりましたね」
そう問うと、男性はさらっとこう言いました。
「ああ、端のお部屋から一軒一軒回ってきたんですよ」
私は驚きました。内気な私にとって、知らない部屋のインターホンを鳴らすのはとても勇気のいる事。
それをご本人にとっては何のメリットもないことなのにわざわざ行ってくれたのです。なかなか出来る事ではないと思います。
男性はこう続けました。
「見つけたのは朝だったのですが、会社に行く前でバタバタしていて・・・。すぐにお届けできずにすみません。
落ちたままにしておくと車に踏まれると悪いので、一旦自分の部屋で保管しておりました。」
私はそれを聞いて改めて感謝の念が湧きました。
まず朝の忙しい時間の中で対応してくれたこと。そしてその理由が眼鏡が壊れないようにという思いやりからきていることです。
改めてお礼を言って男性をお見送りしましたが、それだけでは気が済まず、後日お菓子をもって男性のもとにご挨拶に伺いました。
出てきた男性は開口一番こう言いました。
「よくウチがわかりましたね」
それに対し私はこう返しました。
「一軒一軒回りましたから」
先日と同じような会話をしてお互い思わず笑顔になりました。
自分が眼鏡を拾った立場だったらこんな大胆な行動はとれませんでしたが、その男性が先に行動で示してくださったお陰で、私もお返しがしたいという気持ちからできないことが出来たのだと思います。
次は私からも周囲の行動を変えられるような行いができるよう、感謝の輪を広げていきたいです。