ありがとうプレイス

感謝の思い ~その225~「相手を個人として見た時に生まれる感謝」

2022.03.29

こんにちは。
アルミ製オーダーメイド収納棚「ミスター・アルマン」スタッフのGです。

この「ありがとうプレイス」はMr.Alumanに携わっていただいているお客様をはじめとする様々な方に感謝の想いを発信していく場です。

当然のことながらMr.Alumanの運営は多くの方々のおかげで成り立っています。

そういった方々に感謝の想いを伝えたいということです。「ありがとう!」と言われて嫌な思いをする方はいませんよね。

そんな感謝の想いの中でお仕事をしたい・・・そんな想いが詰まっています・・・

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甘いものを食べたら親知らずが痛くて、数年ぶりに歯医者に通っています。

親知らずが虫歯になりかけていたそうなのですが、奥まっていて治療が難しいようで抜歯してもらうことになりました。

抜歯してもらうのは右上と左上の親知らず。日頃の歯磨きで行き届いてなかったのでしょうね。お恥ずかしい話です。

抜歯するのは初めての経験ですが、経験が無くても痛そうなのは分かります。恐怖を抱えながら1週間目に左上の親知らずを抜いてもらいました。

先生がグリグリと歯をねじって徐々に抜いて行きます。麻酔を打ってもらったのですが結構痛かったです。来週は右上を抜いてもらう事になっています。とても怖いです…

2週間目、右上の抜歯で担当してくださったのは先週とは違った先生。

「はい、終わりましたよ」

痛みもほとんどなく、気が付いたら終わっていました。

とても不思議です。痛くなかった右上と痛かった左上、何が違ったのでしょうか。

1つは私の左上の親知らずが原因かもしれません。根が深かったとか、抜きずらい生え方をしていたとか…だとしたら左上だけ痛いのはごく自然なことです。

または、こんな発想は良くないのですが、歯医者さんの腕に違いがあったのかもしれません。仮にそうだったら右上の抜歯をしてくださった先生がとても上手だったという事になります。歯医者さんには非常に申し訳ないのですが、ここからは私の左右の親知らずが同じ条件で生えていたと仮定してお話します。

ここで自分自身に浮かんだ疑問は「もし抜いた歯がどちらか1本だったらどうだったんだろう?」ということです。痛かった左上しか抜いていなかったら「抜歯ってこんなに痛いものなんだ」と思うし、痛くない右上しか抜いていなかったら「抜歯ってそんなに痛くないものなんだ」と思っていたと考えられます。

左右の2本を抜いてもらったからこそ“歯医者さんの腕の違い”という視点が浮き上がってきたのです。自分が社会からサービスを受ける側になると、機械とかロボットにそれを受けているような気分になってしまっています。

「プロだからみんな上手いだろう」「プロだからみんなそつなくこなせるだろう」

人間を相手にしているのにそんな事を前提に考えてしまうのは理不尽かもしれません。私自身、仕事をやっていて苦手なことはたくさんありますし、それは他の人も同じだと思います。

痛くても抜歯自体は完了しているので、腕が良かろうが悪かろうがまずは治療してもらったことに感謝しなければいけないなと思います。それから、痛くないように抜いてくれた先生の腕や経験に感謝しなければ、と考えます。

つまり「人間誰でも得意不得意はあるよね」とみんなが言っている当たり前の事が私の意識には足りていなかったんだと気づきました。

ここで生まれた「痛くないように抜歯してくれてありがとうございます」というのは、その先生を個人として見たときにはじめて生まれる感謝です。

人は誰もが他人の得意不得意による恩恵を受けています。どんな枠組み・肩書きでもない“その人”と向き合ったうえで、その人の得意による恩恵に気づき感謝できるようになりたいなと思いますし、不得意に気づいても「ではこの人は何が得意なんだろう」と引かずに向き合ってみる姿勢をとれるようにいようと思いました。

人々の多面性を意識して向き合い、それぞれに感謝できるよう過ごしていきます。

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