こんにちは。
アルミ製オーダーメイド収納ラック「ミスター・アルマン」スタッフの小林です。
この「ありがとうプレイス」はMr.Alumanに携わっていただいているお客様をはじめとする様々な方に感謝の想いを発信していく場です。
当然のことながらMr.Alumanの運営は多くの方々のおかげで成り立っています。そういった方々に感謝の想いを伝えたいということです。「ありがとう!」と言われて嫌な思いをする方はいませんよね。そんな感謝の想いの中でお仕事をしたい…そんな想いが詰まっています…
さて、私は企画開発部に所属しており、日々商品開発・設計等の業務を主に行っています。
商品開発・設計の仕事には決まった「正解」というものは無く、ひとつの開発案件に対しても百人いれば百通りの考え方があり、仮に百人に同じ案件を与えれば、成果物も百通りの物が作られる事になります。
(アルマンブログが良い例ですね。サブテーマは違えど、共通テーマは”ミスターアルマンの事を書く事”です。)
実際には設計等の業務で全員が同じ案件を担当する事はまず無いのですが、例えば私が、「これこれこういう理由で考えた」デザイン案があるとして提案した場合、提案が要求事項を満たしていても、正反対の観点から意見を頂く事も良くあります。
「シンプルでミニマル」なのが「単純過ぎてつまらない」だったり、「機能性・耐久性を追求」しているのが「過剰品質で高コスト」だったりと、どちらも「部分的に正しい」が、誤謬性を排除出来ていない意見であるが故に決着が付かずに時間だけが過ぎていく、という事は、商品開発に限らず何かを創り出す仕事をした経験のある方は誰しも思い当たる事ではないでしょうか?
自分が考えていた事と正反対の意見を頂いた時、「そういう見方もあったのか」と気づく事もあれば、「なんで、どこがダメだったんだろう…」「また一からやり直しか…」等、一時的に悲観的になり悩んでしまう事もありますが、そこで諦めずに自分の考えと相対する考えをどちらも成り立たせる「共通点」を見出す事が出来た場合、今までより良いものが出来る、という事もまた言えるのではないかと思います。
もちろん毎回そうそううまくいくものではないのですが、良い意味でお互いが納得できる形で商品を作る事が出来れば、それは売れる商品の一つの要因になるのかもしれません。
人の数だけ色々な意見があるものです。
せっかく良い商品を作るチャンスを頂けるのですから、自分と異なる意見にも感謝しながら、皆が良いと思える商品を作っていきたいですね。